俳優の渡辺謙（５１）、女優の瀬戸朝香（３４）がＣＣＩ国際綿花評議会主催の「ＷＩＴＨ　ＣＯＴＴＯＮ　ＵＳＡ〜ずっと、いっしょにいたい人２０１１〜」に選ばれ１０日、都内で開催された表彰式に出席した。
　
　５月１０日は「コットンの日」。２人はその温かい人柄から、コットンのように「ずっと、いっしょにいたい人」に選出された。

　東日本大震災を踏まえ、渡辺は「豊かさとかぜいたくさとかをもう１度考え直す大切な１年になる。そういう時にこの賞をいただいた。身の回りにある心地よいもの、そういう中でできるぜいたくを楽しむということを改めてかみしめたい」と真剣なまなざしであいさつ。

　２２カ所以上の避難所を訪ねて被災者との絆を深めた経験から、「いろんな形で何かできることはあると思う。１日でも１時間でもいいからどんなことなのか、受け止めてあげられたらいいんじゃないかな。直接触れ合ったり、つながったりして」ともっと多くの人が被災地へ足を運び、自分のこととして受け止める大切さを訴えた。

　瀬戸は「こういったすてきな賞を私なんかがいただいていいのか、非常に恐縮しています」とにっこり。１歳の長男の近況を「かわいいですよ」と報告し、目尻を下げた。

　テーマの「ずっと、いっしょにいたい人」は誰かと問われると、渡辺は「家族でしょ！」と即答。瀬戸も渡辺の口調をまねて「家族でしょ！」とにっこり。

　表彰式の冒頭、昨年度の「Ｍｉｓｓ　ＣＯＴＴＯＮ　ＵＳＡ」に輝いた女優で歌手の北乃きい（２０）は、ＣＯＴＴＯＮ　ＵＳＡのイメージソング「ずっと、いっしょだね」を歌唱。両親や２歳の弟と離れ、自身は一人暮らし。「ずっと、いっしょにいたい人」について「ずっと一緒にいたかったけど、祖母は亡くなってしまった。祖母の写真を飾っていて、毎日話しかけているので、ずっと一緒にいる気がします」と回答。結婚については「２０歳なんで」とまだ意識はしていないようだった。