声優林原めぐみ「私が問うべきことが一変」
「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイ役をはじめ、数々の人気アニメのメーンキャラクターを演じてきた声優で歌手の林原めぐみ(44)が11日、都内で、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組「林原めぐみのTokyo Boogie Night」の放送1000回突破記念公開録音を行った。
2000人を超える熱狂的ファンが詰めかける中、「この番組が1000回を迎えることができてうれしいです。きょうは、福島、宮城、岩手からもはがきが届き、会場にも足を運んでくださっています」とリスナーからのはがきを読み、ラジオのスタジオ風景を再現した。
ライブでは「本日使用されている電球はLEDです。日ごろの会場の10分の1の節電でお届けしています」と説明し、新曲「Heart bridge」をはじめ、「Tokyo Boogie Night」、エヴァンゲリオンシリーズ曲から「集結の運命」など全10曲を熱唱。満員のファンと楽しいひとときを過ごした。
新曲「Heart〜」は自ら作詞を手がけ、東日本大震災への思いも込めた作品。開演前には募金や献血を呼びかけた。
「震災後、私が問うべきことが一変しました。私と一緒に年齢を重ねてきたファンの人からは、こんなこと、あんなこと頑張っているとか、被災地からもはがきが来たりとか、力強いメッセージもありました。でも、まだまだ迷っている人もいっぱいいて、中学生や高校生、まだまだ年齢的にも若いファンの人たちへ分かりやすい道を提示するのも大人の仕事かなと思いまして、楽曲配信の収益を義援金とすることを含めて、こんな曲になりました」と話した。