元「シブがき隊」のメンバーでタレントの布川敏和（４５）が１２日、都内で著書「布川家の防災ミーティング」（ＫＫベストセラーズ）の発売記念イベントを行った。

　“防災オタク”を自称する布川が、災害から家族を守る方法を１冊に。妻で元アイドルのつちやかおりさん（４６）、長男で俳優の隼汰（１８）、長女の桃花さん（１７）、次女の花音ちゃん（１０）も登場しており、「家族で話し合うことが大切なんだなと思いましたね。自分はわりと“まあ、大丈夫だろう”という考えの持ち主なので、ちょっとそれじゃあいけないなと思った」と父親の顔でコメント。

　被災地も２度ほど訪問しており、現状を目の当たりにしたことで「自分の目で見て、本当にとんでもないことが起こったんだなということを実感しました。日本は地震と付き合っていかないといけない国なんだと思うし、防災のことを頭に入れて生活したい。僕らも頑張って生活をして、できるだけ、できることを支援していきたい」と改めて気を引き締めた。

　報道陣から「尊敬されるパパ、できてますか？」と家族の話題を振られると、「どうですかね、尊敬されるパパにならないと」と謙そんしながら途端に笑顔に。「お兄ちゃん（長男）も僕と同じ俳優業を歩み始めているんですが、下の娘（次女）も将来は女優になりたいって言い出してますね。アイドルというより、女優さんになりたいみたい。お兄ちゃんが劇団に入っているんで、同じ劇団に入って舞台に立つのが夢って言ってますね」と明るい話題を振りまいた。

　東日本大震災の支援活動を機に、元「シブがき隊」メンバーの薬丸裕英（４５）、本木雅弘（４５）ともいっそう親交を深めたようで、「薬丸君の呼びかけで、『パワーニッポンプロジェクト』という支援プロジェクトを作って、僕も本木君もそこに参加して。２３年ぶりに『シブがき隊』再結団というね。同じ気持ちで動けたというのがすごくうれしい。この地震をきっかけにして、３人がまた気持ちを１つにできた」と語った。