寺田恵子、震災の痛みを「忘れたくない」
歌手の寺田恵子(48)、宇都美慶子(42)、星本エリー(27)が20日、東京・原宿のアストロホールで行われたチャリティーライブ「POWER OF ART PROJECT 5th LIVE 2011 〜絆〜」に参加した。
5回目となる今回は東日本大震災の発生を受け、人と人との「絆」をテーマに、音楽を通じて“励まし、励まされながら前に進もう”というメッセージを発信する。
会場には募金箱が設置され、集まった義援金はライブの売上金の一部とともに日本赤十字社を通じて被災地へ送る。
ライブ前に宇都美、寺田、星本の3人が会見。ゲストアーティストの寺田は「3・11以降、いろいろチャリティーライブを自分でも主催してやったりしていたんですけど、あの日から自分の心の中に痛みっていうのがずっと残っています。そういう心にあるものっていうのはずっと忘れたくないし、忘れないことが震災にあわれた方の力になっていくんだと思っているので、力のかぎり、精一杯歌いたいと思います」とあいさつ。
東北地方はライブでよく訪れたところでもあり、「顔見知りというか、毎回ライブを見に来てくれている子たちとかの顔が目に浮かぶし、ミュージシャン仲間の中にも実家が東北にある人がいっぱいいる。そういう人の思いとかを感じると、何か行動に起こさないといけないなと感じますね」と支援を続けることの大切さを訴えた。
本番では、観客400人に全9組のアーティストで全21曲を届けた。