吉川晃司、熱狂の全国ツアー全22曲で幕
歌手の吉川晃司(46)が31日、東京・国立代々木競技場第二体育館で全国ツアーのファイナル公演を開催。全22曲を熱唱した。
晃司コールと拍手を浴びながら、吉川は真っ白なスーツ姿で登場。COMPLEXの名曲「1990」「恋をとめないで」などを次々と披露したほか、得意のシンバルキックで会場をヒートアップさせた。
「ファイナルの夜だぜ。今年は本当にいろいろなことがありましたが、来年元気で勇気ある1年を迎えるために今年の嫌なことを吐き出して帰ってください」と叫び、「RAIN DANCEが聞こえる」「LA VIE EN ROSE」「SPEED」などヒット曲を連発するパワフルなステージでファンを魅了。
アンコールでは「7月のCOMPLEXから“日本一心”の旗を掲げて10月の横浜アリーナからその旗のもとツアーを開始して、今日がファイナルとなりました。2011年は人として生きることの根源を問われ、価値観を見直すような出来事があり、『どうするんだ?』と選択を迫られ、物より精神的なことが大事なんだと感じたり、とにかくひたむきにやってきたら大みそかになってしまいました」と語り、「BOY’S LIFE」「あの夏を忘れない」を熱唱。ファンと笑顔の再開を約束して、大盛況のステージの幕を下ろした。
ツアーの収益は、すべて東日本大震災の義援金として寄付する。