×

太田光、父への思い「憧れてここまで来た」

2012年3月31日 16:54
太田光、父への思い「憧れてここまで来た」

 今月19日に亡くなった爆笑問題・太田光(46)の父、太田三郎さん(享年83)の告別式が31日、都内でしめやかに営まれ、お笑いトリオのネプチューンら約200人が参列した。

 祭壇には約20年前に撮影したという笑顔の遺影が置かれ、たくさんの白い花が周りを覆った。戒名は「光照院蕉路三徳居士」。書をたしなんだ三郎さんの雅号「蕉光」から「蕉」の字、1人息子にもつけた「光」の字が使われた。

 出棺の際には相方の田中裕二(47)が棺(ひつぎ)をかつぎ、泣きはらした赤い目の妻・光代さん(47)が遺影を持った。喪主の光が遺族を代表してあいさつ。「親父は、僕が子どものころから人を笑わすのが大好きな人で、僕が引っ込み思案な分、親父の周りにはいつも人がいて、博識で、物知りでとっても優しくて」と在りし日の父を思い浮かべた。
 昨年1月に体調を崩して入院していたと明かし、「見舞いに行っても僕のことが分からないような状態になっていまして、話しかけたり、お礼を言ったり、遅いなと思いながらもそんな時間を最後に持てたことが良かったかなと思っています」としみじみ。「今になってみると、おれは親父のまねばかりして、憧れてここまで来たんだな、と最後の1年間で実感したような感じがしました」と父の背中を追い続けてきた自らの歩みに思いを致した。