アメリカ南部フロリダ州に26日に上陸した大型のハリケーン「ヘリーン」の影響で、少なくとも42人が死亡しました。

アメリカの国立ハリケーンセンターによりますと、ハリケーン「ヘリーン」は26日、5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」の勢力でフロリダ州に上陸しました。

「ヘリーン」はその後、勢力を弱めて熱帯低気圧になりましたが、NBCによりますと、これまでにフロリダ州やジョージア州などで、少なくとも42人が死亡しました。

強風による倒木や家屋への浸水などが原因だということです。また、300万世帯以上が停電し、今後、数週間停電が続くおそれがあるとしています。

バイデン大統領はハリケーンの上陸に先立ってフロリダ州などに非常事態宣言を出し、連邦政府による支援を命じています。