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みの涙で愛妻への思い「100点満点です」

2012年5月24日 11:56
みの涙で愛妻への思い「100点満点です」

 タレントのみのもんた(67)が24日、都内で会見を開き、22日にがんのため他界した妻でスタイリストの御法川靖子さん(享年66)への思いを語った。 

 集まった報道陣へ「私の妻が、亡くなりました。今の平均年齢からすると早い、若い旅立ちで……とても、切ないです」と心情を語り始めた。 

 昨年7月に末期がんであることを告知され、都内の病院へ入院。今年3月から通院治療に切り替え、靖子さんの「誰にも言わないでほしい、迷惑をかけたくない」という希望から、みのは口外を控え、レギュラー出演を務める情報番組終了後に病院に通う生活を続けていたという。
 「『あなたはおしゃべりだから、言っちゃダメよ』と言われていた。(命の際に)立ち会えないかとも思ったけど、とにかくそんな時は絶対に来ない、と信じていました」と唇をかみ締めながら明かした。 

 今月7日には妻の希望から、毎年訪れていたという米ニューヨークへ夫妻旅行を楽しんだ。観劇や買い物を楽しんだが、滞在6日目の朝に靖子さんが鼻から出血したため急きょ帰国。成田から病院へ直行したところ、転移が見つかったという。 

 「家族全員、最期を看取ることができました。私も、彼女の最期の深呼吸のような呼吸を確認しました。苦しんでいる様子もなく、眠っているようで……『ゆっくり休んでくれ』と言った」と別れの様子を明かし、言葉を詰まらせた。 

 大学1年生の時に出会い、その後の人生を二人三脚で歩んだ。靖子さんはがんが発覚してからも、みのと共に毎朝3時に起床し、みののスタイリングを行っていたという。
 「一緒にいるのが当たり前だと思っていました。彼女が元気な時は当たり前の存在でしたが、亡くなってから3日も経っていませんが、この喪失感は大きいです」と大粒の涙。「子ども3人と僕の4人を育ててくれた。100点満点です」と愛妻の人生をたたえ「もっと優しく、一緒にいるべきだった。こんなに愛おしい人だったということが分かりました」とあらためて存在の大きさを認識したことを話した。