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ビーチ・ボーイズ、新作携え33年ぶり来日

2012年8月14日 22:52
ビーチ・ボーイズ、新作携え33年ぶり来日

 デビュー50周年を迎え、33年ぶりの来日公演を行う米のレジェンド、ザ・ビーチ・ボーイズが14日、都内で来日会見を行った。

 23年ぶりとなるアルバム「ゴッド・メイド・ザ・ラジオ 〜神の創りしラジオ〜」を引っ提げて、ブライアン率いるオリジナル・メンバーによるワールド・ツアーが4月24日のアメリカ・アリゾナ州トゥーソンからスタート。13カ国で70公演以上を予定し、すでに約50公演を終えている。

 すでに他界しているデニス・ウィルソン(1983年没。享年39)、カール・ウィルソン(1998年没。享年51)を除くオリジナル・メンバーが、ジャパン・ツアーに参加する。

 久しぶりにオリジナル・メンバーで同じステージに立つ思いについて、ギター担当のアル・ジャーディン(69)は「1965年に戻ったようだ。その時から何も変わってなく、それ以上のハーモニーを出せていると思う。そして新作を皆さんに届けられることがうれしい」と躍動感たっぷりにコメントした。
 昨年の東日本大震災直前の2011年2月に日本でコンサートを行い、震災後にはチャリティーソングを発表しているだけあり、日本への思いは強く「日本の方たちに何かしたいということで曲を作ったんだ。その利益を全額寄付させてもらった。人生というものは、尊いものなのでポジティブにとらえてほしい。いつか被災地で演奏したいと思っているよ」と被災者にエールを送った。

 ボーカル&ベース担当のブライアン・ウィルソン(70)は、「50年たっても日本に来ることができて、とてもうれしく思うよ。僕たちは50年分のリハーサルをやってきたから、うまくなっていると思うよ」とユーモアたっぷりに存在感を示した。

 8月16日に幕張QVCマリンフィールドで、17日に大阪市中央体育館、19日に名古屋 日本ガイシホールで世界を魅力したハーモニーを聴かせる。
 9月26日に、デビュー50周年を祝うベスト・アルバムの発売も決定した。