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【続報】尊敬の念錦野旦、あんな歌手いない

2012年9月2日 18:37
【続報】尊敬の念錦野旦、あんな歌手いない

 2日に都内で営まれた歌手の尾崎紀世彦さんをしのぶ会には、親交が深かった歌手仲間も駆けつけた。

 尾崎さんと同じ年に生まれ、ジョイントコンサートも経験している歌手の尾藤イサオ(68)は「キヨは『70歳まで俺は元気でやるんだぞ』と言っていて、69歳で他界してしまったんですけど幸せだったね。好きな歌が歌えてしのぶ会をやってもらえて、幸せだったなと思いました」としみじみ語り、「天国に行ってまた一緒にコンサートができらたいいな。まだ(僕は)すぐには逝かないんで、待っててちょーだい」と天に呼びかけた。

 デビューが同じ年という歌手の錦野旦(63)は「尊敬する、あんな歌手はいない。あの方の前で歌うのは恥ずかしい。歌がうまくて声量もある。声量だけかと思ったらきれいな声で…」と歌唱力をたたえ、悲しみを払しょくするように「『また逢う日まで〜♪』って感じで、またお逢いしましょう」と故人の大ヒット曲の歌詞を口ずさんだ。

 ミュージシャンのつのだ☆ひろ(63)は「尾崎さんの話をしていると、話をしているだけで精神が揺り動かされちゃう」と涙ぐみ、共演が多かった故人との“デュエット相性”を告白。「尾崎さんの場合は何も考える必要がない。僕が思ったように歌い、尾崎さんが思ったように歌えば、ちゃんといいデュエットになる。だから僕にとってもすごく貴重な人だったし、できることなら尾崎さんが俺のことを貴重な人間だと思ってくれたら、そんなうれしいことはない」と語った。
 故人へは「ありがとうしかない。いろんな意味でありがとうです。僕と同じ時代に生きていてくれてありがとう。一緒にいろんな話をしてくれてありがとう。そういう時間をくれてありがとう。尾崎紀世彦という素晴らしい歌い手が歌っているのを見ることができて聴くことができてありがとう」と感謝の思いを次々に口にした。