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トータス松本、志村けんと“バカ殿”のご縁

2012年9月3日 18:11
トータス松本、志村けんと“バカ殿”のご縁

 お笑いタレントの志村けん(62)、歌手のトータス松本(45)らが3日、都内で開催されたアニメーション映画「ロラックスおじさんの秘密の種」(10月6日〜)の日本語吹き替え版完成報告会に出席した。

 不思議な森の住人で毛むくじゃらの生き物・ロラックスおじさん役として、アニメ映画の日本語吹き替えを初めて担当した志村は「このおじさんはすごくいいおじさんでね。私が普段やっているのはちょっと、シモ関係のおじさんなので…、そういうところが1回もなかったのでそのへんが寂しかったかな」と苦笑いで報告した。

 “いいおじさん”の声をやる上での準備に関しては「ちょっと酒を控えたとかね」と語ったが、「本当ではないですよね?」と司会者に突っ込まれると、「毎晩飲んでます」と打ち明けた。

 不思議な森だけに生える木でひと山当てようとするワンスラーの声を演じたトータスは、「志村さんの声が入っている状態でアフレコをしたので、何回も持っていかれそうになった。どうしても笑っちゃう。笑いをかみ殺して自分のせりふを言うのが大変で、貴重な体験をさせてもらいました」と振り返った。

 収録は別々に行ったため、志村とはこの日が初対面になる。トータスはウルフルズ時代のヒット曲「ガッツだぜ!!」のプロモーションビデオで殿様役を演じているが、「あの衣装着物の内側に白い布が縫ってあって、志村って書いてあった。衣装さんに聞いたら『これ、バカ殿の衣装よ!』って。バカ殿の古い衣装を着てプロモーションビデオを撮ったんですよ。妙な縁を感じますね」と裏話をしみじみした口調で伝えた。

 報告会には、声優の宮野真守(29)、山寺宏一(51)、京田尚子(77)、タレントのLiLiCo(41)、子役のしずくちゃん(4)らも出席した。