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特派員協会で宍戸錠会見…僕はいつも3番目

2012年9月5日 21:30
特派員協会で宍戸錠会見…僕はいつも3番目

 俳優の宍戸錠(78)が5日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見を開いた。

 錠は10日に創立100年を迎える日活の第1期ニューフェイスとして1954年にデビュー。「エースのジョー」という愛称で人気を博した。

 この日は主演映画「拳銃(コルト)は俺のパスポート」(1967年)の上映会後に登壇。錠自身も作品を一緒に観賞し、「昔のギャング映画を見ていただいてありがとうございます。あんまりオレ(の演技)がうまいんでビックリしました」と言い放っていきなり爆笑させた。

 これまで500本近くの映画に出演してきた。1960年代にクールな殺し屋を演じてヒットしたが、「(役より)本人の方が悪い(男)です」とちゃめっ気たっぷり。役作りについても「小さいころからピストルの…」と言いかけて早撃ちのしぐさをしてみせ、「もうすぐ80歳。同じ動きが今でもできます。こんなふうに育ててくれたのは、ハリウッドの西部劇です」と外国映画を見てマネする子どものころの習慣が役者としての礎になったと話した。

 さらに「早撃ちといえばゲーリー・クーパー、アラン・ラッド、次がジョー・シシド」と自身を役者の早撃ち名人に含め、すぐさま「僕は何をやっても3番目。(日活でも)ユウジロウ(石原裕次郎さん)、アキラ(小林旭)、ジョー」とオチをつけて笑わせた。