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真田広之のたとえ話、ヒュー思わず大爆笑

2013年8月29日 13:07
真田広之のたとえ話、ヒュー思わず大爆笑

 映画「ウルヴァリン:SAMURAI」(9月13日公開、ジェームズ・マンゴールド監督)のプロモーションで来日中の豪出身俳優ヒュー・ジャックマン(44)が29日、都内で来日会見を開いた。

 日本が主な舞台の作品で、本格的な日本ロケを敢行したことから和室が会見場に選ばれた。
 共演の真田広之(52)、TAO(28)、福島リラとともに登壇したヒューは、靴を脱いで畳に座る報道陣に日本語で「オハヨウゴザイマス」とあいさつ。「この素晴らしい部屋を見て、今“ヒュー、ヒュー”という気分です」と覚え立ての日本語を交えてダジャレを繰り出した。

 あらゆる物質を切り裂く爪と不老不死の肉体を持つヒーロー・ウルヴァリンを演じたヒューと、シンゲン役・真田の格闘シーンが、大きな見どころ。
 ヒューが「真田さんが日本の国宝だと知っていますので、(撮影が終わった瞬間に)安堵(あんど)しました。彼を傷つけなかったことで、ホッとしました。ほかのX−メン映画で私は2人ほど刺していますし…」と真田を持ち上げると、真田も「オーストラリアの国宝を傷つけなくて良かった。彼は爪をつけ、僕は刀を持ってフルスピードで毎テークやっていて、まして彼は上半身裸。少しでも(刀が)当たれば傷つけてしまう。そうすると彼の世界中のファンに殺されるぞと。それ以前に(自分は)役を降ろされるぞと。今この場にいられて本当に幸せです」と切り返して笑いを誘った。

 ヒロインのマリコ役に抜てきされたモデルのTAOは、映画出演はもちろん、演技自体も初めて。
 ヒューと真田に教わることも多く、「現場に行って真田さんに『何で私が選ばれたのか分からないです』って弱音を吐いてしまったことがあって。そのときに真田さんが『きっとTAOはまだ味のついていない鮮魚なんだ。監督を含めた皆さんが味のついていない魚を料理してみたい気持ちが分かる』ってたとえてくださって。じゃあ、私はまな板の上のコイなんだなって思ったら肩の荷が下りました」と話すと、横で聞いていたヒューとマンゴールド監督は大爆笑。
 監督はTAOを気遣って、「真田さんの表現に1つだけ同意しない点があります。私はどんな魚でももともと“味”があると思っています。私が今回したことは、彼女が持っている素晴らしいものを画面に投影することでした」と補足した。