×

平野綾、自分の子どもに見せたい感動物語

2013年9月29日 21:05
平野綾、自分の子どもに見せたい感動物語

 俳優の西田敏行(65)、声優でタレントの平野綾(25)、ムツゴロウさんこと動物研究家の畑正憲氏(78)が29日、都内で行われた映画「キタキツネ物語−35周年リニューアル版−」(10月19日公開)の完成披露チャリティー試写会に出席した。

 「キタキツネ物語」は1978年に日本初の動物大作映画として公開され、230万人を動員した大ヒット作。「35周年リニューアル版」は東日本大震災の被災地の力強い復興を、厳しい自然を生き抜くキタキツネに重ねあわせた制作陣が、エールも込めて完全なる新作として発表した。

 畑氏は本物のキタキツネを抱いて登場し、「キタキツネというのは本当に軽やかで風のように動く。そういう姿が映し出されている」と絶賛。自身の近況について「もうすぐ79歳ですけど、まだ動いてます」と報告し、「家中が動物の巣なんです。リスがうわーっと出てくるし、キツネもうちの周りに3家族。鳥は数えきれないくらいいる」と現在も動物たちと一緒に暮らしていることを明かした。

 チャリティー試写会は福島などから100人の子どもたちを招待して行われた。
 キタキツネらを見守る“柏の木”の声を担当した西田は、子どもたちへ「本当によく来てくれましたね」と声を震わせながら歓迎のメッセージ。「僕が小さいころは川で泳いだり、山でアケビを取ったり、キタキツネの子どもと同じくらい遊んでいました。そういう自然を残していかないといけないのが大人の責任だと思います」と力を込めて語り、「もうちょっと待ってください。君たちを守ります。福島県を故郷に持っているという誇りを持ってしっかり生きてください。頑張りましょう」と呼びかけた。

 平野は5匹の子を持つ母キツネの声を担当。自分の子どもが生まれたらこの映画を見せたいと語ったが、「全然産む予定も、結婚の予定もないです」と苦笑いした。