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浅丘×上川舞台、1幕は2人だけで50分

2013年11月21日 21:10
浅丘×上川舞台、1幕は2人だけで50分

 女優の浅丘ルリ子(73)、俳優の上川隆也(48)が21日、東京・北千住のシアター1010で舞台「渇いた太陽」(22日初日)の公開リハーサルを行った。

 アメリカを代表する劇作家、テネシー・ウィリアムズが1959年に書き下ろした名作。年齢とともに美しさが衰え、容姿に絶望を感じる大女優を浅丘が、したたかな企みを抱く青年を上川が演じる。

 同所で24日まで上演し、全国ツアーを経て、12月21日〜29日の東京・日比谷シアタークリエまで、全31公演を行う。

 浅丘は「私は、もう疲れてクタクタです」と第一声。「それほど、この(原作の)テネシー・ウィリアムズという方は、俳優たちをぐちゃぐちゃにするように書いているので、31回もやるということは大変なことですが、なんとか精神的にも気力も体力も維持してやっていかないと。自分がダメにならないように何とかつないでいきたいと思っています」と話した。

 舞台では初共演の2人。浅丘は「こんなに驚いた人はいません。上川さんという人がいかに素晴らしいか。けいこからいろんなことをおやりになるので、私もついていくのが大変でしたし、私も受け止めなければなりませんし。2人でやり合ってました。こんなにすごい人だと思いませんでした」と絶賛すると、「いろいろやらせてもらえるのは、浅丘さんが受け止めてくださるから」と上川は恐縮しきりだった。

 上川が見どころを「55ページ、ほぼ2人だけで芝居をするんです。1幕は。そこだけでも何か感じ取っていただけるのではないかと思います」と解説すると、浅丘も「2人で50分はなかなかないですよ。2人だけですから」と力を込めた。