水川は「表」が好き…観客が選んだのは?
映画「バイロケーション」のプレミア試写会が14日、都内で行われ、キャストの水川あさみ(30)、滝藤賢一(37)、酒井若菜(33)、浅利陽介(26)、メガホンを取った安里麻里監督(37)が登壇した。
自分と同じ容姿でまったく別の人格を持つ、もう1人の自分=バイロケーションに命を狙われるサスペンスホラー。
画家を目指す主人公・桐村忍と、桐村のバイロケーションの2役を演じた水川は、「(映画に)きれいに映ろうとかいう概念を抜きにした役どころ」と語り、その“2人”が対峙するシーンは「すごく複雑でしたけど、貴重な経験ができました」と胸を張った。
本作は内容も“バイロケ”仕立てで、エンディングが違う「バイロケーション 表」(18日公開)と「バイロケーション 裏」(2月1日公開)を同時期に上映する。
この日は、観客が「表」「裏」の記載があるうちわを持ち、見たい方を掲げることで上映作品を決定する異例の試写会。水川は「私は個人的に『表』が好きです。『表』の方が見終わった後にちょっとモヤモヤする感じが残る。この作品ならではの結末でいいのかなと」と「表」をおすすめ。多数決の結果、「表」が235人で「裏」が122人となり、「表」が上映された。