尾上松也「すごく感慨深かった」 演出・主演を勤めた新作歌舞伎『刀剣乱舞』の衣装展を開催
舞台は、日本刀を擬人化した『刀剣男士』を率いて、敵から歴史を守る人気ゲーム『刀剣乱舞 ONLINE』が原案の新作歌舞伎。2023年7月東京・新橋演舞場にて上演され、話題となりました。
今回、舞台で実際に俳優が着用した衣装やかつら、小道具の数々を展示する衣装展を13日から京都・南座で開催。南座の花道や舞台上を歩いて俳優気分を味わいながら鑑賞することもできます。
開幕を翌日に控え、トークショーに登場した松也さんは「刀剣乱舞で演出と主演を務めさせていただきました、尾上松也でございます」と挨拶。
イベント前に衣装展を見るため、早めに現場入りをしたという松也さん。衣装展について「ロビーのほうも拝見したんですが、本当に1つ1つの衣装や小道具を見るたびに、あの時考えていたことの思い出が思い出されて。こうして展示されて、皆さんがそれを見ながら思いをはせてくださるんだと思うとすごく感慨深かったです」と心境を語りました。
また、『刀剣乱舞』をやろうと思ったきっかけを聞かれた松也さんは「自分が手がける新作歌舞伎を作りたいというのは常々思っていまして。いくつか候補があったんですが、一番この“刀剣乱舞”に魅力を感じた」と明かしました。
『刀剣乱舞』の魅力について、松也さんは「取り扱っている題材が歴史であるということ。あと、各キャラクターの造形とか、そういったところに非常に歌舞伎とのシンパシーも感じます。2.5次元でなさっている舞台を見ましても、歌舞伎の造形美・衣装だとかに対するリスペクトというか、インスピレーションみたいなのがすごくあるんだなというのを感じていました。これはもう歌舞伎に合わないわけがないなというふうに感じました」と語りました。