市原隼人、舞台は役者のあり方を学ぶ場所
俳優の市原隼人(28)、徳山秀典(33)らが6日、東京・天王洲銀河劇場で、公演中の舞台「最後のサムライ」の記者会見を行った。
幕末の武士・河井継之助の一生を描いた物語で、河井は激動の日本をいち早く察知し、西洋文化を取り入れ、画期的な改革を成し遂げながらも、武士道を守り抜く。
5年ぶりの舞台で、初座長を務める市原は「役者にとって舞台というのは、役者のあり方を学ぶ大切な場所。日々精進して最後までやりたい」ときりり。
役作りで新潟県・河井継之助記念館を訪れ、「どういう人物だったか、地元の人間にどういうふうに見られていたのか、足を運んで空気を吸いながら考えました」と市原。けいこ場では他のキャストと芝居を通して呼吸を合わせていくうちに、信頼関係も生まれ、「いい意味で皆さんを裏切れる作品。ぜひ楽しんでいただけたら」と自信を見せた。
市原をデビュー当時から知っているという徳山は「市原君は、真っすぐなイメージ。今回の(市原演じる)河井継之助は変人に例えられる。(今の市原は)真っすぐっていう言葉より、河井継之助が憑依(ひょうい)していて、市原隼人は変人なんだなっていい意味で男気を感じる」と役に入り込んでいることを明かした。
同公演は15日まで。