竹内力、父親の死を告白「つらかった…」
俳優の竹内力(51)が14日、都内でデビュー曲「桜のように」(16日発売)の記者会見を行った。
竹内自身が亡き友人への思いを詞に込め、歌手の吉幾三(62)が作曲した本格的演歌作品で、演歌歌手の山本譲二(65)をプロデューサーに迎えた。
歌への思いが募ったという竹内は「大ヒットを出すことは難しい。その中でも(歌手に)チャレンジしてみたいと思った。通用するかは分からないけど、とにかく一生懸命歌い続けたいと思います」と決意を表明した。
報道陣を前にデビュー曲を歌い終わると、「病で倒れた親友が目の前に現れてくれたので、気持ちを込めて歌えました。お盆前にうちの父親が亡くなって、その思いもあってだいぶ力が入りました」と、突如父の死を報告した。
父・竹内守人(もりと)さんが、先月12日に83歳で他界したという。
故郷の大分で療養していたため、竹内も2、3カ月に1度は帰省していたそうで、「脳梗塞を3回くらいで、最終的には心不全だったと思います。意識のあるうちは『(父が)殺してくれ。子どもに迷惑をかけられない。わしのいうことが聞けないのか』って言っていて聞くのがつらかった…」と心境を明かした。
最期を看取ることはできなかったが、葬儀の際、デビュー曲を流すことができたという。
「うれしかった」と、最後の親孝行をかみ締めるように話した。