大山のぶ代、肉声コメント「展開楽しみ」
認知症で闘病中の声優・大山のぶ代(82)の肉声が2日、公開された。
テレビゲームを中心に、テレビアニメ化、舞台化とさまざまな形で展開してきた「ダンガンロンパ」シリーズが5周年を迎え、最新作をゲームとテレビアニメで製作することが決定。
大山は2014年の舞台「ダンガンロンパTHE STAGE〜希望の学園と絶望の高校生〜」で演じた希望ヶ峰学園の学園長モノクマ役を、続編となる舞台「ダンガンロンパ2THE STAGE〜さよなら絶望学園〜」(3日初日)で再び務める。
この日の発表会には参加しなかったが、大山はビデオメッセージを寄せ、「皆さん、こんにちは。モノクマ役の大山のぶ代です。5周年ということで、本当におめでとうございます。モノクマが多くの方に愛されるキャラクターになり、私もうれしいです。今後の展開もお楽しみに」とあいさつ。
モノクマのせりふを交えて「お前ら、きょうは最後まで楽しんでね。途中で退席したらお仕置きだからね。うぷぷぷぷぷ〜」とリップサービスした。
発表会後には「ダンガンロンパ2─」の舞台げいこも公開された。
大山の声の収録に立ち会ったという演出の松崎史也さんは「本当にお元気でキュートでした」と大山の近況を伝え、「あのお声でモノクマの声を吹き込んでくださったことが、作品の一番の推進力になっていると思います」とたたえた。