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水木しげるさんのお別れ会、営まれる

2016年1月31日 21:47
水木しげるさんのお別れ会、営まれる

 昨年11月30日に亡くなった漫画家の水木しげるさん(享年93)をしのぶ「水木しげるサン お別れの会」が31日、東京・青山葬儀所で営まれ、俳優の向井理(33)、女優の松下奈緒(30)らゆかりのある芸能人や関係者などが参列した。

 最後の弟子でもある作家の京極夏彦さんがデザインした祭壇には、水木さんが生み出したキャラクター「鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」「コケカキイキイ」が並び、その手前に普段着姿の水木さんの笑顔の遺影が飾られた。

 弔辞を読んだ編集者の松田哲夫さんは「水木さんは、文明社会を痛烈に批判し、南の島の人たちののんびりした暮らしに憧れ、妖怪たちと共に生きることを純粋に夢みていました」と、故人の人となりを紹介。
 そのうえで「水木さんにとって、『死ぬ』ということは、広大な水木ワールドの中でちょっと引っ越しをした、そんな軽い気持ちだったのかもしれませんね。僕たちは水木さんから(どれだけ)果てしなく大きなものを受け取ってきたかを、改めて認識いたしました。素晴らしい作品をありがとうございます」と感謝を伝えた。

 喪主で妻の武良布枝さんはあいさつに立ち、「主人は日ごろから『オレは100歳までいけるだろう』と淡々と申しておりました。私もそう思っておりましたが、93歳であっという間にこの世を去ってしまいました」と、しみじみ。
 夫の迫力に満ちた創作姿勢、作品に賭ける情熱などを「ただものではない」とたたえ、「主人にはまだ、書きたいことがたくさんあったと思います。あれだけ資料を積み重ね、読みこなしていたのですから。まだまだ頭の中にはたくさんの構想があったと思います。主人がいる『あちらの世界』にはきっと漫画のタネがたくさんあって、主人はさらに新しいストーリーを思いついていることでしょう。だって、生前から妖怪やあの世とは親しかったのですから」としのんだ。