OSK日本歌劇団、華麗さとドロドロ届ける
OSK日本歌劇団東京公演「カンタレラ2016 〜愛と裏切りの毒薬〜」の最終リハーサルが17日、都内で行われ、同劇団員の桐生麻耶(年齢非公開)、舞美りら(年齢非公開)が取材に応じた。
同公演は投稿動画配信サービス「ニコニコ動画」内の再生回数が220万回以上を記録する大ヒット曲「カンタレラ」、「パラジクロロベンゼン」、「サンドリヨン」から誕生した作品。ルネサンス後期(15世紀末)のローマを舞台に、悪名高き法王の一族・ボルジア族のチェーザレ(桐生)、妹のルクレツィア(舞美)を中心とした愛と裏切りを描く。
先月末から今月上旬にかけて実施した大阪公演も、大成功で幕を閉じた。
「大阪公演の時は自分自身いっぱいいっぱいになっていた」と振り返る舞美は、、公演を重ねるごとに余裕が出てきたそうで、「東京に来てからはせりふを思いのまま言えている。集中できている自分がいる」と、手応えを笑顔で語った。
18日から、歌劇団として初めて東京・銀座博品館劇場に立つ。
桐生は「東京はさまざまな劇場がありますし、いろんな種類のお芝居を見ている方が来ると思う」と、未体験の反応にわくわく。「私たちはジャンルとしては歌劇ですが、そういうものを超えて新しい魅力が届けられる劇団だと思う。華やかな部分だけじゃない(物語の)ドロドロしたところも武器に、東京の目の肥えたお客様に届けられたら」と意気込みを語った。