俳優の田中圭（３１）が２日、都内で４年半ぶりの写真集「Ｒ」（ぴあ）の発売記念イベントを行った。

　「逃げる」をコンセプトに、東京・渋谷や千葉の廃墟、静岡の砂丘をロケ地に選択。「せっかく作らせていただくのであれば、俳優らしさにこだわりたいと思いまして、僕であって僕じゃないような、俳優・田中圭として、何かの役、誰かをまとった写真集になっている」と思いを明かした。

　シャワーを浴びているセクシーなシーンもコンセプトに沿ったもので、「逃げ疲れて休憩している、っていうことです」と物語の一環であることを強調する。
　「そういう設定じゃないと僕自身抵抗があるので。それを撮らせるための口実を作られたのかもしれないけど…そういうのがあるだけで全然違う。俳優としても、僕の性格としてもやりやすかった」と、はにかみながら撮影を回想。「シャワーのシーンでは、泡も、うちの男のカメラマンとかがペタペタつけてくれて楽しかったですけどね。正直、写真になると、もうちょっと鍛えておけばよかったと思う。腹筋とか、修整で入れてくれればいいのに」と本音を漏らし、笑いを誘った。