渡部秀、塚田僚一との2人舞台にやる気十分
アイドルグループ「A.B.C-Z」の塚田僚一(29)、俳優の渡部秀(24)が20日、東京・渋谷のパルコ劇場で行われた舞台「ボクの穴、彼の穴。」の取材会に出席した。
原作は、イタリア人童話作家のデビッド・カリ氏作の、戦争をテーマにした同名絵本。演出家の松尾スズキさんが翻訳している。塹壕に取り残された2人の兵士がお互いの存在を“モンスター”と信じ、姿の見えない相手への恐怖と疑心暗鬼にさいなまれていく様子が描かれる。
本作が舞台初主演になる塚田は、「すごくドキドキしていて、プレッシャーもある。あしたが本番なんですけど、ドッキリであってほしいって思っているくらい怖いんです。でもこの感情は、戦争に直面している役柄につながる部分があると思う。緊張感にのまれるんじゃなくて、発信していきたい」と大興奮でPR。2人芝居も初経験で、「やることがいっぱい」と苦笑いしていた。
塚田と渡部は初共演だが、性格は真逆だという。
塚田が「女性のタイプというか、恋愛のタイプも全然違う。僕はずっと一緒にいたいタイプ。渡部くんは1人の時間もほしいタイプ」と解説すると、適切な指摘だったためか渡部は大慌て。恋愛に関する塚田の読みを否定した。
渡部は作品について「すてきな作品に出会ったと本当に思いますね。ここが役者としての勝負所だし、自分の分岐点になると思う」と並々ならぬ意欲。塚田が「また共演したい」と気の早い話をすると、渡部も笑顔でうなずいた。
21日から同所で。