俳優の鈴木亮平（３３）が２３日、都内で開催された「三菱電機　東京２０２０オリンピック・パラリンピック」の新ＣＭ発表会に出席した。

　東京五輪・パラリンピックのオフィシャルパートナーである同社はこのほど、鈴木が出演する五輪向けの新テレビＣＭ「登場」編を制作。２９日から全国でオンエアされる。
　
　ＣＭのテーマは「ひとつ上の自分へ」。エレベーターから東京の街並みを眺める鈴木が「上を目指して進もうとするすべての人とともに歩んでいきたい」とつぶやく。
　でき上がったＣＭをひと足早く見た鈴木は「いいですね。（ＣＭの短い尺におさめるため）普段より早く話さないといけなかったけど、すてきです」と満足顔。「何かに挑戦したい！上を目指して努力していこう！という前向きな気持ちを表情に込めたくて、撮影に臨みました」と振り返った。

　これまでの大会で印象に残っているのは、２０１２年ロンドン五輪の開会式。
　ジェームズ・ボンド（ダニエル・クレイグ）が登場したことに感銘を受けたそうで、「俳優がこういう形で開会式に関わるんだと勇気をもらいました。自分たちのやっている仕事は、世界に国のイメージを伝える仕事なんだと実感できたので、東京の開会式が楽しみですね」と前を見据えた。

　リオ五輪が８月５日に開幕する。
　注目の選手を聞かれると「柔道の松本薫選手です。（本人から聞いた）本番へのコンディションの持っていきかたが、すごい！１カ月前は、女性であることを忘れて、１週間前には動物になって（試合に）勝ちたいという本能だけになる。（自分も）この集中力がほしい」と熱く語った。