俳優の役所広司さん（67）が28日、『GQ MEN OF THE YEAR 2023 フォトコール』に登場し、2023年の印象深い出来事を明かしました。

『GQ MEN OF THE YEAR 』は、ファッション・ライフスタイル誌『GQ JAPAN』が、各分野において活躍をした人をたたえるアワード。映画『PERFECT DAYS』で第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した役所さんは、長年の俳優としての功績がたたえられ、“レジェンダリー・アクター賞”に選ばれました。

2023年の印象深い出来事について「『PERFECT DAYS』という映画で、渋谷の公衆トイレの清掃員の役でしたけど、初めて公衆トイレの清掃を2日間みっちり練習した。これはもう俳優をやっていないとなかなか経験できなかったこと。そうやって僕に指導してくれた清掃員の方から、公衆トイレを使う人たちとの交流とか気遣いとかの話を聞いて、襟を正さなければという経験をさせてもらいました」と、作品を通して得た学びを語りました。

また、自分自身を鼓舞するバイタリティーは何か聞かれると「自分で頑張ろうと思うモチベーションは、すばらしい作品を観客として見たときに、僕も一応同じ映画というジャンルの中で働いている人間として、頑張ろうという勇気を与えてもらえる。僕は音楽でも映画でも演劇でも絵でも何でもいいんですけど、そういう人たちに引っ張り上げてもらっている気がします」と明かしました。