市村正親「30年前は美しいと言ってくださったけど…」 鹿賀丈史とミュージカルで“カップル”に
俳優の鹿賀丈史さん(71)と市村正親さん(73)が7日、ダブル主演するミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』の舞台挨拶会見が行われ、キャスト陣が衣装姿で登場しました。
『ラ・カージュ・オ・フォール』は、1973年にフランスの劇として誕生し、その後、1978年にフランス・イタリア合作で映画化された名作コメディー。日本のミュージカル版としては、1985年に初演され、市村さんと鹿賀さんのダブル主演は今回が5度目となります。
南フランスのナイトクラブを舞台に、鹿賀さん演じるオーナーの『ジョルジュ』と、市村さん演じる看板スター“ザザ”こと『アルバン』のゲイカップルが、夫婦愛や家族愛を描くミュージカルです。
ジョルジュ役の鹿賀さんは「こういう状況下で芝居をするというのは、どういうことなのかずっと考えながら稽古してきました。それは、見ていただく方に感動や人を思う気持ちだとか家族だとか、そんなメッセージが少しでも伝わればよいと思っています。こういう時期だけに我々みんな張り切っています」とコメント。
一方、1993年からアルバン役を務める市村さんは「初演が(約)30年前で、当時は皆さまから美しいと本音で言ってくださったけど、最近は本音ではなくつらそうに『美しいですね』と言われる」と自虐的に語った上で、「コスチュームをつけてお芝居をやっていると、舞台袖から見ても舞台でやっても本当に良い作品だなと思っております」と、作品の仕上がりに太鼓判を押しました。