市村正親、コロナ禍で初日迎え「奇跡」
俳優の市村正親さんが主演するミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』が6日、東京・日生劇場で初日を迎えました。
帝政ロシアの時代を舞台に家族の愛と絆を描くミュージカル。市村さんは、ユダヤの“しきたり”を重んじ、5人娘には厳しいが、妻には頭が上がらない恐妻家の主人公のテヴィエを演じています。
カーテンコールで大きな拍手に包まれた市村さんは「コロナで世界のエンターテインメントが苦しんでいます。ブロードウェーもウエスト・エンドもまだ再開の見込みが立っておりません。そういう中で初日を迎えられたことは奇跡でございます。本当にうれしいです」と感無量の様子であいさつしました。
さらに「稽古場から通し稽古までマスクをしっぱなしでした。新しいメンバーの顔を昨日ようやっと拝見することができました。非常にうれしかったです。本当はお客様の顔も見たいんですけど、もう少し辛抱ということで、頑張っていきたいと思っています」と続けました。
妻役で鳳蘭さん、娘役で凰稀かなめさん、唯月ふうかさん、屋比久知奈さんらが出演。3月1日まで同劇場で上演します。