だいたひかる、乳がんから復帰「うれしい」
昨年2月に乳がんの手術を受けたお笑いタレントのだいたひかる(42)が1日、都内で行われた「ライフネットのがん保険 ダブルエール」の新商品発表会に出席し、現在の病状について語った。
抗がん剤の影響で抜けた髪の毛が、徐々に生えてきている段階というだいたは、ショートボブのウィッグを被って登壇。体調について「体もどこも痛くないし、胸こそ全部取りましたけど、それ以外は特に変わりなく過ごせている。(仕事)復帰できたことをうれしく思っています」と笑顔で報告した。
昨年1月に受けた乳がん検診で病気が発覚し、2月に右乳房の全摘出手術を実施。乳がんが発覚した時の心境を聞かれると「人生をハイジャックされたような感じで、(今後は)仕事とかもできないんじゃないかなと思った」と胸の内を明かした。
入院生活は手術を含めて9日間だったという。女性として全摘出手術を受けることに抵抗もあったそうだが、「命か胸かっていう選択で、命が惜しかった。夫にも『胸が無くなっても、ひかるちゃんはひかるちゃんだから。存在だけあればいいから、とってくれ』って言われて、シンプルに考えて、全部とった」と話した。
手術では、リンパへの転移が見つかり、医師は「ステージ2B」と診断。退院後も、抗がん剤治療に通った。
ネガティブになってしまうとき、支えてくれたのは、やはり夫の存在で、だいたは「夫は精神的に全部サポートしてくれた。なんとかテンションを上げさせるように、笑わせるようにと。いかに明るく過ごすか、ということに全力を尽くしてくれたのでありがたかったです」と感謝した。
現在は、抗がん剤治療はしておらず、自宅でホルモン剤を飲んでいるという。再発防止のために心がけていることがあるそうで「食事とか運動とかに、今すごく気を使っているので、そこだけおろそかにしないように穏やかに暮らしていきたいと思います」とにっこり。術後の右胸については、「必要になったら再建をしようと思っているんですけど、まだビキニを着る予定も、需要もないのでやっていないです」と語った。