歌舞伎俳優の尾上松也（３２）らが４日、都内で「新春浅草歌舞伎」（２０１８年１月２日〜２６日、東京・浅草公会堂）の製作発表に出席した。

　若手歌舞伎俳優の登竜門として注目を集める毎年恒例の公演で、２０１５年からは、主要メンバーを２０代の花形役者に一新。
　けん引役の松也は４年連続の出演で、「私どもにとって、『浅草歌舞伎』というのは、ひとつの大きな目標となって、１年の大きな糧となってきている」と公演への思い入れを明かし、「（２０１５年の）初年度のときにご一緒させていただいたメンバーも、４回目の今年は戻ってきてくれまして、舞台が非常に華やかになるのではないかと期待しています」と見どころをアピールした。

　３年ぶりの出演となる中村歌昇（２８）は、「『浅草歌舞伎』に帰ってくることができ、素直に喜んでおります」とあいさつ。「松也さんをはじめ、その間、（公演の）土台を作ってくれたと思います。今回は復帰して、その土台の上に乗っからせていただく形になると思うんですけど、一同でいい舞台を作っていけたら」と意気込んだ。