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板谷由夏、初舞台に「吸収するしかない」

2017年12月21日 17:45
板谷由夏、初舞台に「吸収するしかない」

 女優の板谷由夏(42)が21日、都内で舞台「フォトグラフ51」(2018年4月6日初日)の取材会を行った。

 DNAのらせん構造という世紀の大発見をした女性科学者、ロザリンド・フランクリンの生涯を描いた作品。板谷は舞台初挑戦で初主演という大役に挑む。

 「すごく興味深い本だと思いました。(舞台の仕事を)避けていたわけでもなく、何もかもがタイミングとしか言いようがないご縁だと思う。ピタッとパズルが合ったというか」と出演にいたった経緯を説明。
 「初舞台だと、あまり考えずに、みんなで作品を作りたいという意気込みを強く持ち、体調と体力を維持して、いいカンパニーにしたい」と意欲を示した。

 女性の社会進出がまだ一般的でなかった時代に「女ひとりで科学をやるという腹のくくり方って尋常じゃなかったと思う。物事に突進していく集中力にあこがれますよね」と主人公に共感。
 「彼女を通して(その生き様を)体感したい。人として教わることがすごくある気がする。役者をやっていても、なかなかそういうことってないんですよね」と胸を躍らせ、「すべてのことが楽しみだし、興味深い。40代なりの“入れもの”を用意して、いろんなことを吸収するしかないと思います」と、さっぱりとした口調で語った。