ボーカルグループ「デューク・エイセス」が２１日、「さよならコンサート」を都内で行った。

　年内で６２年間の活動に終止符を打つ同グループは、この日がラストコンサート。
　ファン１５００人の前で、代表曲「おさななじみ」「女ひとり」など２０曲を熱唱した。

　報道陣の取材にも応じ、リーダーで創成期からのメンバーである谷道夫（８３）は「長いこと歌わせていただきまして、こんなにうれしいことはございません」と、しみじみ。
　解散理由については「年を取ったというのは許せるけど、（歌唱力が）落ちたねって言われるのは、何となく許せなかった。よれよれになってしまうより、デュークのサウンドが残っているうちに、潔くお別れした方がいい」と説明した

　６２年間の活動を振り返り、谷は「いろんな方に恵まれたことは、私たちの幸せ。（活動できたのは）たくさんのスタッフのおかげ。スタッフにも恵まれていた。大変、ラッキーなことだったと思います」と回想。
　「６２年間は皆さまあっての年月。本当にありがとうございます」とファンに感謝の言葉を送った。