大野拓朗、池袋は「僕の庭です」
俳優の大野拓朗(29)が22日、東京芸術劇場シアターウエストでミュージカル「池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE」の公開けいこを行った。
作家・石田衣良氏の同名小説が原作で、池袋西口公園を中心に、若者やチンピラ、警官、悪の黒幕らの絡み合いを描く。
今舞台では、チーム同士の抗争をストリートダンスバトルで表現し、観客の反応で勝敗を決着させる演出がある。
大野は「客席との距離が近くて、ものすごい臨場感の中でみんなが舞い踊っているのが、すごくかっこよく見える。それをお客さんに観てもらうのがすごく楽しみです」と気合十分。
物語の舞台となる池袋西口公園は「僕の庭です」と大野。「生まれ(育った場所)が近い。大学も立教だったので、イベントの後に行くのは西口公園だった。この辺の居酒屋によく行ってました」と話した。
染谷俊之(30)は大野の座長ぶりについて「けいこ場を明るくしようとしてくれたり。(今回が)再演なんじゃないかっていうくらい、みんなと仲良くなっていったのを見て『ああ、座長だな』と思いました」とけいこ場での様子を回想した。
大野は、スケジュールの都合でけいこに参加できない日もあったそうだが「僕がけいこに来れなくても、帰ってきたときに、日に日にみんなのレベルが上がっているのが刺激になって、『ああ、負けてられないな』って、より強く思いました。みんなに支えてもらってここまで頑張って来ることができた」としみじみ語った。
同劇場で23日〜来年1月14日まで上演。