プロフィギュアスケーターの織田信成さん（３１）が２７日、都内で行われたバイエル薬品オリジナル動画「もし私の目が三日間だけ見えるとしたら」の発表ベントに出席した。

　動画は、目の健康意識を啓もうする「見えるを見つめる。」プロジェクトの一環として、盲ろう者の米作家、ヘレン・ケラーのエッセイ「Ｔｈｒｅｅ　ｄａｙｓ　ｔｏ　ｓｅｅ」を元に製作された。

　トークショーに参加し、「見える」ことの大切さをあらためて認識した織田さんは「自分の演技が終わって、周りのお客さんを見渡したときに、すごく笑顔で皆さんが拍手をしてくださった光景が、一番心に刻まれているシーン」としみじみ話した。

　２５日に３１歳の誕生日を迎えたばかりで「あらためて自分が３０代に足を踏み入れたんだなって、感じました」とポツリ。今の目標は「スケートの指導者」であり「将来どうするかも含めて、いろんなことを勉強しながら自分の目標に向かって頑張っていけたら」と意気込んだ。

　指導者としての方針は、元プロテニスプレイヤーの松岡修造さん（５０）に似ていて、「まるっきり修造さんタイプだと思います」と笑み。

　「もちろん“できる”ことに越したことはないんですけど、それをあきらめない気持ちだったり、努力して自分を乗り越えていける喜びを子どもたちに教えてあげたい」とメンタルの大切さを強調し、「修造さんと一緒にお仕事することもあるんですけど、修造さんの熱い言葉を生で聞きながら、聞いたことを子どもたちに言ったりしてます」と笑顔で話した。