声優・三石琴乃 貴重なセーラームーングッズ公開 一番のお宝はコラボ服
■美少女戦士セーラームーンの“遺伝子”としての責任感
30年にわたり制作されている『美少女戦士セーラームーン』シリーズで、唯一変わる事なく主人公の声を演じてきた三石さん。声優キャストが一新される中、制作スタッフから「最初の遺伝子として残ってもらいました」と、言葉をかけられた三石さんは「あっ“私はここにいていいんだ”と“引っ張っていかなくてはいけない”という責任と両方をすごく強く感じて」と、プレッシャーを感じていた事を明かしました。最終章まで声優を務められた事については「大きくホッとしている」と安心した様子を見せました。
■貴重 “戦士の思いが詰まったカーディガン”
そんな三石さんは、貴重はセーラームーングッズを見せてくれました。
三石さんにとって一番の貴重品は、美少女戦士セーラームーンとコラボしたカーディガンだといいます。戦士のカラー分あるカーディガンで、クリスタルスターをモチーフにしたボタンがついています。「実は美少女戦士セーラームーンCrystalシリーズが始まる時に、第1話は月野うさぎちゃんしか出てこないんですけど、新しい戦士の声優の後輩たちが大泉の収録スタジオに来てくれて『三石さんにこのムーンのカーディガンも買ってきたのでどうぞ』とプレゼントしてくれた」と思い出を明かしてくれました。
■愛用のコスメや貴重なセル画も公開
ムーンスティックをモチーフにしたグッズが大好きだという三石さん。かわいいコスメがあるとつい購入してしまうといいます。また、販売当初に大ヒットしたムーンスティックのおもちゃがアニメ制作を支え、番組存続になった事も明かしてくれました。そして、初期のアニメのセル画も大切に保管していて、昔は撮影が終わったセル画は、打ち上げの際に役者へ配っていたこともあったそうです。
■声優として心がけているのは“デフォルメ”
これまでに、新世紀エヴァンゲリオンの“葛城ミサト”やドラえもんの“のび太のママ”など数多くの作品で声優として活躍している三石さん。声優として心がけていることを聞くと「キャラクターの表情とか話の流れで思いを伝えるというところを芯にして、あとは監督たちの意向をくみながら取り組んでいる。アニメーションなので割とこうデフォルメして少し思いを強くしてしゃべらないとアニメの画に負けちゃうというか、浮き上がって見えてこないんですよ」と声優独特のデフォルメする力を使うようにしていると語りました。
美少女戦士セーラームーンの物語について「日常生活ではなかなかあり得ない事だったりする。(作品の)中に生きて元気に走り回っているセーラー戦士とか、キャラクターたちは本当にその辺にいそうな普通の女の子たち」と共感できる部分も多いといいます。
最終章となる劇場版『美少女戦士セーラームーン Cosmos』について「一緒に心ときめかせて、許せるもの、許せないもの、大事なものとか愛するものを守ろうっていう気持ちが少しでも伝わればいいな」と語る三石さん。普段の生活の中では「楽しいことばっかりじゃないし、つらい事とか、どうしようもないピンチになったりすることもある。一歩踏み出す勇気というかパワーというかエナジーというか、そういうものをこの作品から少しでも受け取ってもらえたらうれしいです」と最後の物語への思いを語ってくれました。