三浦春馬さんの遺志継いだ『三浦春馬支援』 約4年経て一つの区切り ラオスに家族用宿泊施設が完成
■『三浦春馬支援』についての経緯
2020年に三浦さんが亡くなった後、事務所は三浦さんに関する全ての利益について「『三浦春馬支援』と称し、ラオ・フレンズ小児病院を始めとする、あらゆる困難に立ち向かう人々への寄付・支援に充てさせていただきます」と発表していました。
事務所によると三浦さんは生前、『Act Against AIDS(現Act Against Anything)』の活動を通して支援先であるラオ・フレンズ小児病院に何度も足を運び、現地スタッフと“ラオスの子供たちの未来を守りたい”という気持ちを持ち、チャリティー活動に取り組んでいたといいます。
■三浦さん本人が必要と感じていた“宿泊棟”が完成
2021年5月には、『三浦春馬支援』の1回目の支援について発表。フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPANを通じて、ラオ・フレンズ小児病院内で使用される医療物資(注射器や注射針などの治療用物資、検査用品等、マスクなどの感染予防用品)を購入・寄贈することが報告されていました。
その後も支援は継続され、9日、新たな報告が事務所のホームページに掲載されました。それが、「支援を通じて現地と向きあうなかで、遠方から入院、通院する子どもたちの家族が宿泊できる施設が必要であると感じ、毎年の医療サプライ寄贈に加え、宿泊棟の建設も行ってまいりました。家族用宿泊施設の必要性は本人が病院を視察した際にも感じていたことであり、現地スタッフの方からも声が寄せられていたことでした。そして建設開始から約1年、ついに建物が完成し、無事に運用をスタートすることがかないました」という発表です。
三浦さんが現地を視察した際に必要だと感じていたという“宿泊棟”の完成が実現し、「これからは、屋外にテントを張り泊まっていた家族の方々が、雨風を心配することなく子どもたちに付き添うことが出来ます。この宿泊棟が、三浦春馬の想いとともに永く現地の子どもたちの笑顔に寄り添い続けることを願っております」とコメント。また、宿泊棟が完成したことにより「約4年間にわたる本支援は一つの区切りを迎えます」と報告されました。
最後に、「寄付や寄贈などの定常的な支援とは別に、三浦春馬支援としての新たな活動を行う際にはこの場でご報告させていただきます」と、つづられています。