三浦春馬さんの誕生日に最後の主演映画上映 全国311の映画館
三浦春馬さんが実業家・五代友厚を演じた映画『天外者』は、幕末から明治初期、日本の未来のため駆け抜けた男たちを描いた物語。映画の撮影は2019年の10月から11月の期間で行われていました。
今回の特別上映では、本編終了後に新た公開された5分間に及ぶ『完全未公開メイキング映像』を上映。ファンにとっては新たなシーンを見ることができるということです。
三浦春馬さんの誕生日である4月5日、東京のTOHOシネマズ日比谷の映画館には、午前中の上映分約100席が完売になるほど、ファンたちは三浦春馬さんへの思いを抱きながら映画館を訪れていました。
■ファン歴10年 20代のファン
――映画館を訪れた大きな理由は?
大画面で春馬くんがまた見られるって知って、ぜひ見にきたいと思って来ました。DVDも持っているんですけど、スクリーンで見る方がすごい迫力あるし、映画館で見るという他のファンの方と一緒に春馬くんを見られるというのが、すごく幸せなので、見に来ました。
――SNSでも反響が大きいですね
ファンの間のグループで、「今日は春馬くんお誕生日だね」とか「『天外者』見に行きます」とか、「春馬くんに会いに行ってきます」のような会話が多かったです。しっかりと目に焼き付けて、(映画の)春馬くんの最後の演説のシーンがかっこいいので、しっかり目に焼き付けて、一生忘れないようにしてこようと思っています。
■中学1年生の子どもと親子で見に来たファン
――これまでに何回見られたんですか?
2020年の公開時や過去の特別上映で映画館に来て、数えられないほど見に来ました。娘とも一緒に来ているので、私の影響もあって親子で三浦春馬さんファンです。(娘は)「映画のセリフを覚えた」って言っていました。
――どんな思いを胸に見に来られましたか?
楽しみです、やっと会えるのが。やっぱり劇場で見たいのと、誕生日なので、応援しに来ました。
■ファン歴10年以上のファン
――映画を見に来たのは何回目ですか?
もう40回近く見ています。公開から通えるだけお友達と一緒に。
――DVDではなく劇場で?
スクリーンの方がリアルで、臨場感も味わえますし。どうしても大きい画面で見たいというファンの心理で。生きていらっしゃったら32歳ということで、一番俳優としてもこれからという時に、お亡くなりになって、本当にさみしくて残念で仕方がない。彼の人柄であったりとか、仕事に対する情熱であったりとか、ファンの皆さんはご存じですので。そういう気持ちを直に触れられるのがこの『天外者』なので、お誕生日をお祝いしつつ、彼をしのびながら、見たいなと思っています。
この特別上映を企画した映画配給会社の担当者は「まだまだお客さんがこの作品を望んでおり、配給会社としても1人でも多くの方に見てもらいたいという思いです」と、春の特別上映を行った経緯について説明。さらにファンからも反応があるということで、「公開から2年たつ中で、ファンの方からメールやお電話など、さらにお花などをいただいています。そのような反応に感謝していますし、そのようなお声がある中は、多くの人に届けて続けていきたい」と、映画ファンへの思いが強く、今回の特別上映をおこなったということです。