柳楽優弥、戦友でライバル三浦さんへの思い
俳優の柳楽優弥さんが主演を務める『映画 太陽の子』完成披露上映会舞台挨拶が東京・千代田区で行われ、有村架純さんや國村隼さん、黒崎博監督と共に登場しました。
映画は“日本の原爆開発”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた物語。去年亡くなった俳優の三浦春馬さんも柳楽さん演じる主人公・石村修の弟・裕之役として出演しています。
■柳楽 映画への参加は「とても意味のあることだった」
作品に参加したことについて柳楽さんは「本当に貴重な時間になりましたし、勉強にもなりましたし、僕自身知らないことがたくさんあったんだなって思いました。僕とか架純ちゃんとか春馬くんとか、30前後の俳優がしっかりとしたテーマの作品に参加して、年齢かかわらずみんなに伝えていくっていうことは、とても意味のあることだったかなって思えるので、本当に最高な時間でした」と振り返りました。
■有村「考え方を見直すきっかけになればいい」
また、修と裕之が思いを寄せる幼なじみ・朝倉世津を演じた有村さんは「この作品は2年前に撮影をして、本日完成披露を迎えることができて幸せです。この2年の間にいろんなことが起きて、環境も変わってきましたが、改めてこの作品をみなさんに見ていただいて、今一度ご自身の考え方を見直すきっかけになればいいなと思っています」と今の思いを明かしました。
■柳楽 三浦春馬の存在は“戦友というかライバル”
そして、イベントでは印象に残ったシーンについて聞かれた柳楽さんが三浦さんへの思いを口にする場面も。三浦さんと有村さんの3人で撮影した海のシーンが好きだという柳楽さんは、撮影を振り返り「とても難しいシーンでワンテイクじゃないとダメっていう緊張感があって、(三浦さん演じる)裕之を助けに行くシーンなんですけど、前日にしっかりみんなでリハーサルをして、映画の撮影現場なんですけど、緊張感は舞台の本番の初日前みたいでした」とコメント。
さらに、「春馬くんとは10代前半ぐらいから一緒にオーディションしたりするような仲だったんですけど、戦友というかライバルというか、今回の兄弟のような関係でいろいろ関わらせていただいて、春馬くんがこの作品に愛を持って参加してくれたように、僕自身もこの(映画に)参加したメンバーで、春馬くんをこれからもずっと愛して大切にしていきたいなって、そう思える大切なシーンです」と熱く語りました。
「映画 太陽の子」8月6日(金)全国公開 (C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS/「太陽の子」フィルムパートナーズ 配給:イオンエンターテイメント