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種目別専念で五輪目指す内村航平「緊張感」

2021年4月15日 19:19
種目別専念で五輪目指す内村航平「緊張感」

東京五輪の代表選考会を兼ねた体操の全日本選手権が15日、開幕しました。種目別の鉄棒に絞って五輪代表を目指す内村航平選手(32)が会見に臨み、「自分のやるべきことに集中する」と、気を引き締めました。

五輪では2大会連続で個人総合の金メダルを獲得。「種目別」と「個人総合」では戦い方に違いがあるといい、「6種目でやっていたときは、どこかでちょっとミスがあっても、どこかで立て直せるというのがあった。今回は本当にミスが許されない状況でしっかりやり抜くというところが全く違う。プレッシャーもかかりますし、緊張感もそれなりにあると思う」と、心境を明かしました。

14日の公式練習では、H難度の大技「ブレットシュナイダー」を成功させるなど、順調な仕上がりを見せていた内村選手。

し烈な代表争いに向け、「ブレットシュナイダーを成功できればあとの着地の部分まではいい流れでいけると思う。自分が準備してきたことをそのまま出せればオリンピックもついてくると思う。まずは自分のやるべきことに集中してやっていきたい」と、目の前の演技を見据えました。

種目別の代表は全日本選手権のほか、NHK杯(5月)と全日本種目別選手権(6月)の結果を踏まえ、決定します。

写真:アフロスポーツ