体操・谷川翔 新所属での目標「金メダル」
28日、体操の谷川翔選手(21・順天堂大4年)が4月から入社するセントラルスポーツの新加入選手発表オンライン会見に出席しました。「東京オリンピックで金メダルを取ることが一番の目標。夢なので絶対に叶えたい」と社会人の抱負を語りました。
谷川翔選手は2018年の全日本選手権で史上最年少優勝(19歳2か月)を達成し、2008年から続いた内村航平選手の連覇を「10」でとめました。翌年の同大会でも優勝を果たし、2019年の世界選手権では団体銅メダルに輝くなど、東京オリンピックのメダル候補として期待されています。
来季の意気込みを「新」と漢字一文字で表した谷川選手は、「新社会人として頑張っていこう。東京オリンピックが延期になり、新たな気持ちで頑張っていく」とその理由を説明しました。オリンピックの代表選考に向け、「脚力を鍛えていて、ゆかと跳馬でDスコア(技の難しさ)を上げられる兆しがあるので、試合で見て欲しい。」と成長を語り、一方で「故障が多いので、試合が続いても故障しない強い体を作っていきたい」と自身の課題にも言及しました。
新たな所属先のセントラルスポーツには2017-19年の世界選手権の代表である2学年上の兄・谷川航選手(24)も所属しており、「兄がいるのは心強い。尊敬しているし、また一緒にチームで戦えるのが楽しみ」と兄弟での共闘を誓い、ジュニア時代から社会人まで同じ所属となることについては「同じ道をついて行く感じなので、お兄ちゃんのことが好きなんだと思います」と照れまじりに答えました。
4月から本格的に始まる代表選考に向け、兄と切磋琢磨を続けます。
※写真は順天堂大学時代
写真:森田直樹/アフロスポーツ