20周年・氷川きよし「歌手として成人」
演歌歌手の氷川きよし(41)が2日、「氷川きよしコンサートツアー2019」の東京公演を中野サンプラザで行い、「勝負の花道」などアンコールを含めて23曲を披露。2200人のファンと親密な一体感を作り上げた。
2月2日はデビュー記念日で、同時に中野サンプラザはファーストコンサートを行った思い出深い会場。1日と2日の2日間で4公演を行い、計8800人のファンと記念日の喜びを分かち合った。
「演歌の中ではまだまだ駆け出しですが、歌える環境を作っていただいたことに感謝したい」とファンやスタッフに思いを伝え、「歌手としてやっと成人になれた。ファンの皆さんが氷川きよしを歌手にしてくれた」と、ファンあっての自分という立ち位置をあらためてかみ締めた。
この日から20周年イヤーが始動。3月12日には両A面シングル「最上の船頭/大丈夫」をリリースする。
1月24日からスタートした今ツアーですでに両曲を披露しているが、歌の途中で三本締めが入る楽曲「大丈夫」の反応がいいようで、「ステージからお客さんを見ているとご満悦の顔なので、手ごたえを感じています」とヒットの予感をひしひし。「『大丈夫』で年末(の大舞台)を目指したい。全世代の皆さんに口ずさんでもらえるよう頑張りたいと思います」と力を込めた。
7月11日12日に日本武道館公演を開催することが発表されているが、追加公演として誕生日でもある9月6日に大阪城ホールでコンサートを行うことがこの日、氷川の口からアナウンスされた。
「(単独では)初めての大阪城ホールですから、心細いところもありますが、(作家の先生に)地元のオリジナル曲を作ってもらって、盛り上げたいと思います」と意欲を示した。