ディズニー再開にファン歓喜 園内の様子は
「夢の国のエネルギー、いっぱいチャージできました」――。7月1日、4か月ぶりに東京ディズニーランド・シーが営業を再開。園内はさまざまな感染対策が徹底されていました。ディズニーファンたちが体験した夢の国の「新しい楽しみ方」とは。
■「4カ月ぶり。やっと来られた」営業再開に喜ぶファン
1日朝、「全然寝られなかったです」と話すのは、ディズニーランド・シーの営業再開を心待ちにしていたディズニーファン。
今の気持ちを尋ねると「いやーもうとりあえず、空気吸いに行けたらいいかなと」。お気に入りのキャラクター『チェシャ猫』一色で準備を整え、営業再開当日の朝を迎えました。
舞浜駅に到着したのは午前7時半すぎ。「こまめに手洗いとかして、夢の国にコロナを持ち込まないようにしたい」と、感染にも注意を払います。
きょうのお目当てはチェシャ猫に会うこと。顔なじみのキャストとも挨拶を交わし、開園の時を待ちます。果たして願いはかなうのでしょうか?
午前8時、ついに待ちわびた開園の瞬間がやってきました。およそ4か月ぶりの営業再開です。ゲートが開き、待ちきれない様子の来場者が次々と入園していきます。
開園後には、キャラクターたちが来園者のためにシンデレラ城から出てくるサプライズも。ファンたちは「最高」「BGM聴いてるだけでもう幸せ」などと口々に喜びを語ります。
ディズニーファンの女性「4か月ぶり。いやあもう…うれしい。う~ん、良かった~。またミッキーとかミニー、キャラクター見られて…やっと来られた(泣)」
■「夢の国」にも変化
来園者は夢の国で「新しい楽しみ方」を体験。あらゆる場所でソーシャルディスタンスが徹底され、ショップに入る前には消毒。さらに、レストランではマスクを入れる袋が用意されていたといいます。
キャラクターが来園者に挨拶するプログラムも密にならないよう、いつ行われるかは来場者には知らされません。
東京ディズニーランドとディズニーシーでは、当面の間、1日の入園者数を半分以下に制限。営業時間は、午前8時から午後8時までです。
1日午後8時ごろのJR舞浜駅前には、帰宅の途についても興奮冷めやらぬ様子のファンたちが何人も。「いやーもう最高でした」「あー帰ってきたなっていう、ありがとうの気持ちでいっぱいです」と、嬉しそうに語ります。
「夢の国の空気を吸いたい」と話していたディズニーファンは「なつかしい気がしてすごい安心しました。夢の国のエネルギー、いっぱいチャージできました。変わったところもあったけど、やっぱり夢の国は夢の国」と、久しぶりの来場を終えてほっとした表情を見せました。
お目当てのチェシャ猫には会えなかったと話すファン。「残念なんですけど会えなくて。でもあきらめずにこれからも待ち続けようと思います」