俳優の坂口健太郎（２８）、女優の満島ひかり（３３）が２９日、舞台「お気に召すまま」の公開げいこを東京・西池袋の東京芸術劇場プレイハウスで行った。

劇作家ウィリアム・シェイクスピア作の恋愛喜劇。アーデンの森を舞台に、青年・オーランド（坂口）と追放された前侯爵の娘・ロザリンド（満島）の恋模様を描く。

満島は書面でコメントを寄せ、「これだけ永く愛され、たくさんの国で上演されている戯曲の言葉には、霊感が宿っているのを感じます。自分の内側からのエネルギーが、私たちを刺激している毎日です」と心境を明かし、見どころについて「かなり明け透けに、性的なことや恋することが語られますが、見て聞いている方それぞれにもきっと、違ったどきどきがあると思います（どきっとしてほしい）」とつづった。

熊林弘高氏の演出作は３年ぶり２度目の出演となる坂口は「『かもめ』は初舞台で、何も持たぬまま無邪気に飛び込んでいけましたが、『お気に召すまま』は３年分の変化や成長を見せなければ」と気を引き締め、「性差を超えてさまざまな愛のカタチが描かれる今作、自分が持っている肉体を、性的に純粋に駆使しながら、オーランドとして生まれてくる感情を大切に演じます」とつづった。

東京公演は、同所で３０日〜８月１８日。その後、愛知、新潟、兵庫、熊本、福岡で上演する。