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當真あみ、初の主演アニメ映画で涙「楽しかった半面、不安も」

2022年12月23日 22:35
當真あみ、初の主演アニメ映画で涙「楽しかった半面、不安も」
イベントに登場した當真あみさん
俳優の當真(とうま)あみさん(16)が、22日、自身が主役をつとめるアニメ映画『かがみの孤城』の公開前夜祭舞台挨拶に登壇しました。

『かがみの孤城』は、学校で居場所をなくし家に閉じこもっていた中学生・こころをはじめとした中学生の男女7人が、“鏡の中の城”に集められることから動き出すファンタジーミステリーで、2018年本屋大賞を史上最多得票数で受賞した辻村深月さんによる同名ベストセラー小説の劇場アニメ化作品。

1000人以上のオーディションを勝ち抜き、主人公・こころの声を演じた當真さんは、今作品を通し初めて声優業や舞台挨拶を経験。「初めてづくしの中、みなさんに作品をお届けできることがいちばん嬉しいとわかりました。この作品を見てみなさんがどういう気持ちになるのかワクワクしています、私と同じ思いになってくれて、それを共有できることを楽しみにしています」と、映画を見る人へ向けてコメントしました。

また、當真さん演じるこころを優しく見守るフリースクールの先生・喜多嶋先生の声を演じた宮﨑あおいさんは、「前のイベントで當真さんが初めての舞台あいさつとおっしゃっていて、そこに立ち会えたのがうれしかったです。初めては1回しかないから。これから変化していくのを見ていきたいなと、(演じた)喜多嶋先生と同じ気持ちで當真さんを見ています」と、役さながら當真さんに温かいまなざしを向けていました。

さらに、舞台挨拶には観客にサプライズで原作者の辻村深月さんが登場。「當真さんの等身大のお時間をこころにいただけて、本当にありがとうございました」と辻村さんからの言葉には、當真さんの目がうるむ場面も。アフレコのオールアップ時にも涙を見せていたという當真さんは「初めての声優経験で、他のキャストの皆さんは経験豊かですし、原作ファンもたくさんいらして。楽しかった半面、不安もありました。頑張らなきゃという気持ちが、無事終えたときに肩の荷がおりて、いろんな感情が溢れたのだと思います。辻村先生に“こころがお世話になりました”と言われて嬉しかったです」と当時を振り返りました。

口コミに“何度も観たくなる映画”“自分も頑張ろうって思える映画”“全人類楽しめる映画”とさまざまなコメントがある『かがみの孤城』について、當真さんは「迷ったとき、悩んだときに背中を推してくれる映画です。こころたちが成長していく姿に背中を押されました」とコメント。

『かがみの孤城』は12月23日より全国公開されています。