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ギネス世界記録認定『かいけつゾロリ』 作者・原ゆたかさん「5歳児と対等に話せるくらいの間柄でいたい」

2022年11月29日 21:20
ギネス世界記録認定『かいけつゾロリ』 作者・原ゆたかさん「5歳児と対等に話せるくらいの間柄でいたい」
(左から)かいけつゾロリ、原ゆたかさん
長年の功績をたたえられ、『かいけつゾロリ』シリーズを手がける児童文学作家の原ゆたかさんが29日、ギネス世界記録に認定されました。

今年で35周年(1987年創刊)を迎えた『かいけつゾロリ』シリーズが、累計発行部数3500万部を超えたことを受けて、『同一作者によって物語とイラストが執筆された単一児童書シリーズの最多巻数』として、10月24日にギネス世界記録に認定されました。

ギネス記録認定証授与式に登場し、認定証を受け取った原さんは、「この本は、自分が子供の時にこういう本が読みたいなって思って、自分みたいな子供にお話しを書いてあげたい、大人の立場じゃなくて子供の立場として、友達に書いてあげたいなと思って書き始めて、せいぜい10冊書ければいいかなと思っていたんですけど、なんか知らない間にこんなことになってしまいました」と振り返りました。

公式認定証の重みを感じた原さんは、「なるべく面白い話を続けていきたいなと思っていて、どんどんネタがなくなって苦しいときにこういう賞を頂いて、“もっと頑張れよ”っていうことなんでしょうけど、読者がいないと長く続けられなかったし、子供たちに望まれる限り頑張っていきたいと思います」と決意をあらたにしました。

■“子供の心”を持ち続けるためにしていること

子供向けの本のため、年を取っても、“常に子供の心を持ち続けること”を意識しているという原さんは、その秘けつについて、「子供の心に追いつくために、テレビとかネットとかから、はやっているものはチェックはしてます」と告白。しかし、体にガタがきているそうで、「お菓子とかの新製品が出たらコンビニに行って、とにかく買って食べてたんですけど、今度は糖が出過ぎてしまって(笑)」と苦労していることを明かしました。

今後について原さんは、「これから子供たちをこの老人がどう楽しませるか。サイン会でも、この老人が、5歳児と対等に話せるくらいの間柄でいたいなと思っているので、もっと努力していかないといけないかなと思っています」とコメントしました。

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