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菊池桃子、歌手デビュー40周年「気持ちが若くいられてうれしい」 運命を変えた音楽番組の秘話

2024年4月17日 6:50
菊池桃子、歌手デビュー40周年「気持ちが若くいられてうれしい」 運命を変えた音楽番組の秘話
菊池桃子 “一緒に年を重ねてきてくれた”ファンに感謝
今年、歌手デビュー40周年を迎える菊池桃子さん(55)にインタビュー。1984年4月21日に『青春のいじわる』で歌手デビューした菊池さん。俳優やナレーターとしても活躍していますが、歌手業が「一番緊張する」と語ります。10代の頃から出演していた音楽番組での秘話や、作詞・作曲を手がけた40周年記念の楽曲制作について聞きました。

■歌手活動「最近はハッピー」 理由は“ファンの表情”

――歌手デビュー40周年を迎えた気持ちを教えてください。

ずいぶん時がたったなと思うんですけれども、デビュー当時に想像していた40年先よりも、随分気持ちが若くいられていることがうれしいです。年代が変われば新しい刺激もどんどん出てきて、それにときめいていると、気持ちも若くいられるもんだなって思ってます。

――俳優やナレーションの仕事と比べて、歌手活動はどんな気持ちで取り組まれていますか?

ステージに上がる時には、センターに立って一人で任される部分が大きいので、“一番緊張する”というのが若い頃からの率直な感想です。でも、ライブとかをして応援に来てくださる方々の顔を見ていると、一緒に年を重ねてきてくれて、すごく幸せな時間を積み重ねてきているイメージがしていて。最近はハッピーです、歌手活動が(笑)。

――俳優業とは異なり、ファンの方の顔が直接見られるのは、歌手業ならではかと思います。

私が10代だった頃にデビューした頃は、ファンの方も同年代の方が多かった。人間的にも社会的にも、それぞれ皆さんの毎日の中で大人になられてきたんだと思います。でも人間って、いくつになっても変わらないような表情とか、仕草とか心持ちとかってあるじゃないですか。だから失礼ですけど、歌っている時にステージから見る顔が、本当はもう私と同じくらい大人なのに中学生とか高校生のように見える時もあります(笑)。

■16歳で出演した音楽番組 「次の日学校に行ったら…」

――10代で歌手デビューし、歌番組やレコーディングなど忙しい日々を過ごしてきたと思いますが、一番印象に残っていることは何でしょうか?

スカウトされて、デビューの準備をして。でも、芸能界に本当に自分が入ったのかなとか。いわゆる歌手とかタレントって言われるような人間にいつなったのか、素人とプロの境目がわからなくて。そんな中で印象的だったのが、デビュー曲『青春のいじわる』でランキング番組(『ザ・トップテン』)に出た時に、“プロになったんだ!”って(笑)。(当時は)高校生だったので、次の日に学校に行ったら“出てたでしょう!”。あの日は、運命の境目みたいな日でした。

――昔の音楽番組は、豪華なセットも見どころの一つでした。

すごく素晴らしいセットを作っていただいて文句を言うのは失礼だと思いつつも、高いところで歌うのはあまり好きじゃなかったですね。結構揺れて(笑)。当時の歌番組は生放送が中心で、色んなことを緊張しながら歌っているので、足まで気を配るのはしんどいなって(笑)。

■「もしかしたら辞めていたかも」 40周年でファンに“愛を贈る”

――歌手デビュー40周年を記念した『Eternal Harmony』を4月17日に発売しました。“愛を贈る”というテーマですが、どんな気持ちを込めたのでしょうか?

デビューから今日までそうなんですが、応援してくださる方々にも、それからスタッフにも、常に応援と愛をもらっていたっていう思いがあって。皆さんの存在がなかったらこんなに元気に活動もできていなかったわけですし、もしかしたら辞めていたかもしれないし。そういう意味では何かタイミングがあれば、日頃頂いている思いを愛と捉えるなら、愛をお返しする機会を作りたいなと思っていて。

今回、EPの中には3曲の曲があって、その3曲とも歌詞の内容も違うし、私にとって歌い方も少し違ったり、スパイスが効いた感じになっていると思うんです。“夢を見て歌う”っていう『星の蜃気楼』っていう曲もありますし、『もうすぐ0時』っていう曲は“みんなで楽しくなろうよ”っていうハッピーソングにしたくて。

――『Starry Sky』では、作詞・作曲にも挑戦されています。

皆さんの毎日の中で、もしかしたらこういう景色とか、思い出ってあるんじゃないかなって。誰もが原風景として感じる、“地上に立って、星を眺めてキレイだな”とか、“こういうのいいね”っていうような生活に寄り添う曲を作りたくて。

今はコンピューターを使った打ち込みのソフトを駆使するっていうのが、音楽活動していく中では避けられない部分も出てきて。まずイメージを伝えるために自分である程度打ち込んだものを、音源まとめてスタッフに送って。今、本当に基本の基しかできてないので、そこをもうちょっとブラッシュアップしていくっていうのが結構課題だし、やりがいがあると思っています。

40周年の1年間、活動を計画的に考えるならば、今まで頂いた愛を何倍返しにもして、皆さんに届けるというような思いで曲を作ったり、(歌を披露する)舞台を作ったりしていけたらいいなと思っています。