尾上松緑「講談と歌舞伎の融合」 人間国宝・神田松鯉 講談を新作歌舞伎で披露
作品が歌舞伎座で上演されることに松鯉さんは、「正式に歌舞伎座に出していただくのは初めて、1か月体調を維持してなんとかして皆様に迷惑にならないように老体にムチ打って頑張ろうと思っております」と挨拶しました。
そして今回、主人公(中間治助後に松山伊予守治助)をWキャストで勤める亀蔵さん、「最初、松緑さんから聞いたんですけどWキャストでやりたいと。正直驚きましたし、いいのかなと。水曜に3日間(9、16、23日)やらせていただけることになりまして、また僕と松緑さんで全然違う治助になるんじゃないかなと思っています。不安な部分は結構ありますけど、普段、治助をやっていらっしゃる松緑さんが(夏目)左内で出てくださるのですごく心強いです」と語りました。
また、松緑さんは、「(講談シリーズ)3作目ということで、私の趣味でありました講談を見る、聞くということが、こうやって舞台の上で実現できるということになったことはうれしいこと。講談と歌舞伎の融合というものが、舞台の上で一つになるということですので、ぜひそこを楽しみに」とメッセージを送りました。