×

MIYAVI、「これファン減っちゃうんじゃないか…」 映画への出演オファーに悩む

2023年1月7日 22:10
MIYAVI、「これファン減っちゃうんじゃないか…」 映画への出演オファーに悩む
公開記念舞台挨拶に登壇したMIYAVIさん 配給:キノフィルムズ (C)2022「ファミリア」製作委員会
世界で活躍するギタリストのMIYAVIさんが7日、全国公開中の映画『ファミリア』の公開記念舞台挨拶に主演の役所広司さん(67)吉沢亮さん(28)らと登場。映画出演のオファーを受けるか悩んだことを明かしました。

映画は、役所さん演じる山里で一人暮らす陶器職人の神谷誠治と、吉沢さん演じる息子の学、そして誠治に助けられた在日ブラジル人青年らが、言葉の違いや育った環境の違いを超えて“家族”を作ろうとする物語。MIYAVIさんは在日ブラジル人達を執拗(しつよう)に憎む榎本海斗を演じます。

MIYAVIさんは、2017年から日本人として初めて国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の親善大使を務めており、今回の出演オファーについて「この役をやるかどうか、すごく悩みました。これファン減っちゃうんじゃないかなと。結構(役柄が)ひどいので、僕が国連難民高等弁務官事務所の親善大使としてしている難民支援とほんとに逆サイドの役でもあったので」と振り返りました。

続けてMIYAVIさんは「正直迷いましたけど、実際いろんな国の難民キャンプに行くたびに、いろんな国の受け入れる側との摩擦というのがあるんですね、日本に限らず。僕がこの役をやることによって、逆側の視点を学べるんじゃないか」と真逆の役だからこそ気付くことがあるのではと考えて、挑戦することを決意したと明かしました。

さらに「日本で当たり前に平和があって、コンビニもあって、これ当たり前じゃないんで世界では。そういったものを考えさせられる、すごく大事な作品ですし、この作品を作り上げるっていう本気度を監督から聞いて、是非と思って挑戦させてもらいました」と熱い思いを語りました。