ナインティナイン 『ぐるナイ』30周年に思い「“あれおもしろかったね”って言った人だれもいない」
お笑いコンビ・ナインティナインが、冠番組『ぐるぐるナインティナイン』30周年を前に、番組への思いを明かしました。
4月4日(木)の放送で30周年を迎える同番組。岡村隆史さん(53)は「番組が始まった当時は、若くて何も分からなかったんですけど、この『ぐるナイ』で、テレビっていうのを教えていただいたと思います。ロケをやらせてもらうってなった時、“みんなでわちゃわちゃしゃべってもダメでしょ。いくら面白いことを言っていても、残らないよ。まず一つ“あの~”って言って、カメラをこっちに向けるとか、そういうのを何か一つ覚えなさい。自分の方にカメラを向ける技術を覚えなさい”とか指導してもらったのも、この番組でした。いろいろテレビのことを教えていただいたのは、『ぐるぐるナインティナイン』だったなと思いますね」と振り返りました。
番組内の人気コーナー『ゴチになります!』の影響は大きいという2人。矢部浩之さん(52)は「最初、若かったときは、座って、食べて、値段当てるだけなので、“これでいいのか?”って思っていましたね。お笑いが大好きな人だけが見ているんじゃないというのを、『ゴチ』を通して、僕らも知れました。『ゴチになります!』があるから、まだ続いているのは、間違いないと思います」と明かしました。
さらに矢部さんが「特番で、2人で抱き合ってバンジーみたいなのやったんですよ。あのOA後、誰にもなんにも言われないですからね。こっちは、“久しぶりに体張ったな”って思うんですけど、それより、“ゴチ、クビになりましたね”とかの方が、世間の声がありました」と話すと、岡村さんも「“あれおもしろかったね”って言った人だれもいない!」と語りました。
■人気コーナー『ゴチ』で、負けた人が本当にお金を払うルールについて本音は?
『ゴチ』といえば、負けた人が本当に料理の代金を支払うのがルール。これはナイナイが決めたそうですが、2人とも覚えていないといいます。岡村さんは「やるんやったら、ガチでやらないと面白くないって言うたとしても、僕は返ってくるものやと思ってました(笑)やっぱり高いんですよね」と本音を吐露。矢部さんも「言わないにせよ、どっかでドンっと払った分のギャラが入ってるみたいなのは、やらしいけど、うっすら期待してました(笑) ほんまに入ってこないので、これはもうガチなんだって、僕らも何年かして思ったかもしれないですね。“そのつもりなら、分かった”と、腹くくりました」と告白しました。
30周年スペシャルには、ゲストに同コーナーで初めて『ピタリ賞』を出した中居正広さん(51)が、22年ぶりに登場します。収録当日、中居さんから矢部さんに連絡があったそうで「“お金いる?現金いる?”って来て、“いる”って返したら、“じゃあ、やばい”って返ってきたんですよ。だから、彼すら、今日負けたら本気で払わないといけないって思ってないんですよ。気持ちは分かります。以前、中居が来たときは、ピタリやったので、払うということがなかったので、確認してきたんでしょうね」と明かしました。
『ぐるぐるナインティナイン30周年SP』は、4月4日よる7時から放送されます。