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元プロ野球選手・斎藤佑樹、“過去の記憶は自分が生きるこれからの糧” この夏、頑張る人へ向けメッセージ

2022年8月6日 21:45
元プロ野球選手・斎藤佑樹、“過去の記憶は自分が生きるこれからの糧” この夏、頑張る人へ向けメッセージ
斎藤佑樹さん
元プロ野球選手の斎藤佑樹さん(34)が、この夏、頑張っている人へ向けて思いをつづった手紙が公開されました。

学生時代から野球に打ち込み、昨年プロを引退した斎藤さんを主役とした日本郵政の『夏のお手紙キャンペーン』が6日にスタート。この夏、野球に打ち込む人に向けて、応援だけではない、栄光も挫折も味わった斎藤さんならではのメッセージを、斎藤さんが直筆で手紙につづりました。

■手紙は“現役時代を思い返しながら”書いた

今回、自分の現役時代を思い返しながら手紙を書いたという斎藤さん。手紙で一番伝えたかった部分について聞かれると、「最初から最後まで本当に気持ちを込めて書ききったので全部伝えたいんですけれど、その中で強いて挙げるとするならば、やっぱりこの先、色々な事が待ち受けているけれど、でもそれはどうにでもなるよということですかね。自分が最後まで戦い抜いた過去と、過去の記憶は、きっと自分が生きるこれからの糧になるから、そこを一番伝えたいですかね」と語りました。

さらに手紙で“記憶”というキーワードが多く並んでいることについて、「もちろん優勝という良い記憶もあれば、その後なかなか活躍できなかったりケガをしたりという記憶もありますが、でもその記憶って全部僕自身の大事な記憶なので、それがあったからこそ今なんとか前を向けて頑張っていけているという事をすごく感じています。だから良い記憶も嫌な記憶も全部自分の糧になっているなっていう感覚ですね」と明かしました。

■斎藤佑樹「“斎藤佑樹”っていう人間を相手に伝えるために書いてきた」

デジタルが普及し、メールやSNSでメッセージを送ることが増えている昨今。斎藤さんが考える手紙とメールの違いについても問われると、「やっぱり字ってクセが出るじゃないですか、人の。それがすごくいいなーっていつも思っていて。癖って投げる時も出るんですよね、当然ですけど。人によってフォームって違うじゃないですか。だからこそその人の魅力だったり、ちょっと変だったりするところも人となりを伝えられると言うか。だから書く字も、“あ、この人ってこういう字書くんだ”、となんとなく伝えられる気がして。だからこそ僕は書くことにすごくこだわってきたのは、“斎藤佑樹”っていう人間を相手に伝えるために書いてきましたね」と、書くことへの思いを明かしました。

さらに、「なんとなくこの人って丁寧な人なんだなとか、まろやかな人なんだなとか。文字って感じたりするじゃないですか。僕も全部さらけ出すじゃないですけど、今回もそういう気持ちで手紙を書いてました」と、今回の手紙に込めた思いも語りました。